膜厚制御装置Film Thickness Control System

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膜厚制御装置は、蒸着やスパッタリングなどの薄膜形成プロセスにおいて、成膜中の膜厚をリアルタイムで高精度にモニタリングし、目標とする膜厚や特性に制御するための装置です。光学膜、半導体、ディスプレイなど、膜厚が製品性能に直結する分野で、品質と生産効率を向上させる上で不可欠な役割を担います。

膜厚制御装置には、様々な原理に基づいた方式があります。

  • 光学膜厚制御(光学モニター):
    原理: 基板上に成膜される薄膜表面での光の干渉現象を利用し、反射率や透過率の変化を測定することで膜厚を算出します。
    メリット: 非接触でリアルタイムに膜厚を測定でき、特に多層膜の積層プロセスにおいて、各層の光学特性を正確に制御するのに優れています。可視光から赤外光まで、幅広い波長域に対応するシステムがあります。
    用途: 反射防止膜、誘電体多層膜、光学フィルター、レンズコーティング
  • ワイヤレス温度モニター:
    原理: 成膜中の基板や材料の温度を、ワイヤレスでリアルタイムに測定・監視するシステムです。高温環境下でも安定した測定が可能です。
    メリット: 成膜温度は膜質に大きな影響を与えるため、温度の正確な把握と制御は高品質な薄膜形成に不可欠です。ワイヤレスであるため、回転する基板や移動する部品の温度も測定できます。
    用途: 成膜プロセス中の基板温度管理、熱処理炉内の温度分布評価、高温プロセスモニタリング
  • 水晶式膜厚計(水晶振動子膜厚計):
    原理: 水晶振動子の表面に薄膜が堆積すると、その質量増加により振動周波数が変化する現象を利用して膜厚を測定します。
    メリット: 高感度で、オングストローム単位の極めて薄い膜厚変化も検出可能です。比較的安価で広く普及しています。
    用途: 半導体プロセス、真空蒸着、スパッタリング、各種成膜装置における膜厚モニター
    これらの膜厚制御装置は、単独または組み合わせて使用することで、成膜プロセスの安定化、品質の均一化、歩留まり向上、そしてコスト削減に大きく貢献します。